アレルギー性鼻炎（花粉症）のレーザー治療を受けられる方に



１、花粉症（アレルギー性鼻炎）とは？

花粉症、アレルギー性鼻炎は花粉、ハウスダスト（ホコリ、ダニ他）が鼻腔内の神経　（下鼻甲介部分）を刺激し、くしゃみ、鼻水、鼻づまりを起こします。

２、炭酸ガスレーザー（ＣＯ2レーザー）とは？

炭酸ガスレーザーのレーザー光は水に良く吸収される特性があり、鼻腔内の粘膜を非常に浅く焼灼（０，０５ｍｍ程度）することができるため、他の手術方法にくらべて組織への侵襲が少なく安心して治療できます。このレーザー手術は外来通院が可能です。

３、手術方法は？

炭酸ガスレーザー手術はアレルギー反応を起こす下鼻甲介の粘膜部分にレーザーを照射することによりアレルギー反応を抑制し、くしゃみ、鼻水、鼻づまりを抑えさせる方法です。レーザー照射は症状に応じて何回かに分けて治療します。

４、痛みは？

術中、術後の出血はほとんどありません。術中の痛みはほんのわずかです。

５、術後は？

術後はそのまま帰宅できます。鼻づまりが一時的に起こることがありますが、１週間程度で改善されます。



※レーザー治療に関する詳しい内容・方法等をお知りになりたい方は以下をご覧下さい。

 ＣＯ2レーザー治療について（花粉症、通年性アレルギー性鼻炎）

３ワットのＣＯ2レーザーを鼻の中の下甲介という粘膜に焼灼する治療法です。特に鼻づまり、鼻水などの症状の緩和、改善が期待できます。鼻づまりでお困りの方に特に有効です。

治療時間は60分程度です。（ただし、1月〜４月のシーズン中はレーザー希望の方が非常に  多く待ち時間がかなり出る場合があります。）

鼻の中に麻酔液のしみこんだガーゼを両鼻に5枚入れ、60分待ちます。その後ガーゼを抜き両鼻粘膜にＣＯ2レーザーを焼灼します。時間は片側数分で済みます。

 治療後

当日は強くはなをかむと鼻水に血が混じる事がありますが特にも問題はありません。レーザーを焼灼しているため、数日間は鼻づまりが強くでる方がおられます。

通常は1週間前後で改善されます。希望の方は左右別々にレーザー焼灼する事で鼻づまりの副作用を緩和する事ができます。希望の方は受付に申し出てください。また数日してから鼻の中に膿性な分泌物（フィブリン様）の鼻水が出てきますので、術後鼻水や鼻づまりの症状が強い方は鼻の処置やネブライザーによる通院が必要です。

 適応

花粉シーズンにくすりをあまり服用したくない方、花粉シーズンに鼻水、はなづまりが強くお悩みの方、ハウスダストやダニなどの通年性アレルギーでお困りの方が対象になります。

 時期

通常花粉シーズンの始まる前がベストです。大阪ではスギ花粉が例年2月中旬ごろから飛散しますので、前年の12月から年明け1月中に済ませておくことが望ましいと思われます。シーズン中でも遅いというわけではありません。通年性のアレルギーの方は、一度当クリニックにご相談ください。

アレルギー性鼻炎のレーザー治療の受付時間

スギ花粉症、ヒノキ花粉症、ハウスダストなどの通年性アレルギーの方でレーザー治療を希望の方は、上記の〇印の時間内に来院して頂き、受付にてレーザー希望と伝えてください。

土曜日の午後は予約して頂いても外来の混雑次第で待ち時間が出る事があります

平日は予約不要ですが、土曜日の午後は予約制となっております。診療時間内に、レーザー希望の方が著しく多い場合には、当日のレーザー治療をお断りする場合がございますので、レーザー治療の受付時間終了間際など、遅い時間帯に来院される方は、電話にてご確認ください。

• アレルギー性鼻炎のレーザー治療

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