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漢方薬 |
今までの薬で効果がなかった方や薬の副作用の事であまり西洋薬を内服したくない方、
たくさんの薬を内服している方などが漢方の対象となります。
お子様の内服も可能ですので、希望の方は、担当医師にご相談ください。
漢方薬の特徴について以下に記載していますので、ぜひ参考にしてください。
① 副作用が少ない。(全く無いわけではありません。)
漢方薬は西洋薬と比較して副作用の発生頻度が少なく、患者さんが安心して薬の服用ができます。
例えば、メンタル的な症状の患者さんで、症状が軽症なら、作用の強い西洋薬を使うより漢方薬を使った方が副作用も少なく症状の改善が期待できます。
② オーダーメイド治療。
漢方治療は元々、西洋医学のような病名を診断して、その病名に沿った治療薬を処方する病名投与の診断体系ではありません。患者さん一人ひとりの体質や病態など全体像を診て治療薬(漢方薬)を決め治療する随証治療であります。その患者さんに最適な漢方薬が処方できれば、劇的に効果を発揮し、患者さんが長年苦しんでいた苦痛が改善されます。
③ 西洋薬の副作用の軽減や相乗効果。
西洋薬での治療中に副作用等で治療(薬の服用)が困難な場合に、漢方薬を併用することで副作用の軽減ができ継続治療が可能になります。また、漢方薬に変更あるいは併用で、症状の改善がみられたという報告が多数あります。
④ 漢方薬の得意な疾患や特徴的な作用がある。
西洋医学では治療に難渋している不定愁訴(めまい、頭痛、冷え症など)に対して漢方治療は有効で効果が期待できます。他にも体質改善、体力増強など西洋薬にはない効果も期待できます。
⑤ 1剤で多数の症状が改善。
漢方薬は多成分系の薬剤なので1つの漢方薬でさまざまな愁訴の治療が期待できます。また、期待していなかった症状の改善がみられる事もあります。
例えば、胃腸の弱い人で、めまいや頭痛を訴える患者さんにある漢方薬を1剤処方で症状の改善が期待できます(頭痛薬、胃薬が不要)。他にも、漢方薬を服用しだして風邪に引きにくくなったり、体調が良くなったりすることがあります。
⑥ 医療費の軽減。
漢方治療が有効な疾患なら薬剤費の高い西洋薬を使うより漢方薬を処方した方が経済的な負担が少なくなります(⑤のように1剤の漢方薬で多数の症状が改善できることも含めて)。他にも漢方治療により入院期間が短くなったという報告もあります。
⑦ 即効性。(疾患によっては漢方薬の方が早く治療が可能。)
漢方薬は即効性が無いというイメージがありますが、難治性の疾患に処方されることが多いので、急性疾患などには即効性があります。
例えば、アレルギー性鼻炎にある漢方薬を処方すると鼻汁、くしゃみの改善が期待できます。
また、”かぜ”では総合感冒薬よりある漢方薬の方が、解熱時間が短く早く治療ができたという報告もあります。
漢方の最大の特徴は①と②です。
詳しいことは、おくだ耳鼻咽喉科にてご相談ください。
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