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こどもの耳鼻咽喉科 |
こどもの耳鼻咽喉科
おくだ院長は、小児専門の耳鼻咽喉科医として診療を行っていましたので、新生児・乳児を含め、小さなお子さんの診察は大歓迎です。また、障害を抱えたお子さんの診療も、できる限り対応させて頂きます。
急性中耳炎
耳の聞こえが悪い、みみが痛い、 中耳炎・外耳炎、滲出性中耳炎の可能性があります。
はな、せき、発熱などの風邪症状のあと、耳と鼻をつなぐ耳管という管を通って、風邪の細菌やウイルスが耳管を通って中耳腔に侵入・増殖して起こるのが急性(化膿性)中耳炎です。
原因菌としては肺炎球菌とインフルエンザ菌が多いと言われています。最近では、ペニシリン耐性肺炎球菌やインフルエンザ菌が増加傾向のため治りにくい中耳炎の場合は起炎菌を確定させ治療する必要があります。
他の医院でなかなか」治りにくい中耳炎の場合は遠慮なく当医院に相談ください。
症状は、耳痛、耳漏等が主ですが、乳幼児で言葉がしゃべれない場合は、夜泣き、機嫌が悪い、耳を触る、原因不明の発熱等の原因が中耳炎であることも少なくありません。
治療は、抗生剤の内服・点耳を中心に治療を行ない、必要であれば鼓膜切開などの治療を併用します。稀に重症化して、耳の後ろの骨の空洞部分(乳様突起)に炎症を生じ、耳の後ろの皮膚に発赤・腫れが生じる急性乳様突起炎になることがあり、この場合には入院の上、抗生剤の点滴で強力に治療を行い、場合により手術的に乳様蜂巣の除去手術を行なう事があります。
現在は国民病と言われるぐらい非常に多い疾患です。 症状としては、くしゃみ、はなみず、鼻づまりが典型的な症状です。
アレルギー性鼻炎に対する治療は、原因抗原への接触を避ける事が中心となります。そのため、血液検査により原因物質を特定します。一般的には、ハウスダストやダニのアレルギーが中心となりますので、これらを避ける事によりかなり症状が軽減されます。それでも症状が出現する場合には、くすりの内服治療から始めます。
抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬、の内服または、点鼻薬の併用をします。また希望の患者さんには、漢方薬の処方も行います。また根本的な治療として減感作療法があります。これは、アレルゲンを低濃度から徐々に濃度、薬液の量を上げて注射する治療法です。原因物質に対する免疫力をつける治療法や、手術的に鼻粘膜をレーザーで焼灼する方法もあります。
溶連菌感染は6カ月から3歳の幼児では軽度の発熱、鼻水、上気道炎症状を示し、年長児では、発熱、咽頭痛、嚥下困難を訴えることが多いです。
診断は、ある程度診察すれば、ある程度目安はつきますが、迅速検査にて10分程度で診断はつきます。予後は良好ですが、溶連菌感染症の場合、糸球体腎炎やリウマチ熱などの合併症があるため、ペニシリン系の抗生物質を少なくとも、10日間程度内服が必要です。10~14日後に尿検査が必要です。当クリニックにて尿検査もさせて頂きます。
夏にしばしばみられる疾患です。年少児では、不機嫌、食欲不振、倦怠、多くの例では、突然39度以上の発熱で発症します。
予後は良好でエコーウイルスやコクサッキーウイルスが原因のため、治療は対象療法が中心になります。十分な水分補給や安静加療という事になります。
手足口病 口の中に口内炎ができ小さいお子様ではのどの痛みや機嫌で気づく事があります。
ヘルパンギーナと同様に口の中に口内炎ができる疾患です。疾患の4分の3の患者さんは、手や足に紅班や水泡ができるため診断は比較的容易につきます。症状は口の中に口内炎様のものができるので食欲不振、不機嫌などが、主症状になります。
突発性発疹 小さいお子様の高熱が持続したら、もしかしたらこの疾患では?
乳児に好発し38から39度の高熱が続き解熱した後、体に発疹が出現す疾患です。治療は発熱のため機嫌が悪く、食欲が低下している場合」解熱薬と投与します。痙攣などの合併症があるため注意が必要です。
アデノウイルス感染症 結構多い疾患です
アデノウイルス感染症は5歳以下に発症しやすい疾患です。症状としては、39~40度以上の高熱せき、喘鳴、胃腸症状などがでる事が多いようです。合併症として脳炎などがあるので注意が必要です。
インフルエンザ
インフルエンザウイルスは強力な伝染力があり、直接感染、飛沫感染で伝染し、ほぼ毎年冬期に流行する代表的疾患です。潜伏期間は24~48時間と短く、突然の高熱、咽頭痛、頭痛で発症し乳幼児では、熱性けいれんを伴う事があるので、注意が必要です。
診断はのどや鼻からの分泌物を採取し迅速キッドで10分程度で診断がつきます。インフルエンザ脳炎、脳症があるので、迅速な診断が必要であります。
治療は抗ウイルス薬の早期内服で予後は良好ですが、48時間が経つとインフルエンザ治療薬の効果がなくなるため、早期診断早期治療が大切です。
インフルエンザは普通の風邪と違って怖い感染症です。特に小さなお子さんの場合、処置が遅れると、インフルエンザ脳症をはじめ様々な合併症や重症化を招く恐れがございます。お父さん、お母さんをはじめ 周りの方が注意してあげてください。
日常生活ではまず、体調を整えて抵抗力をつけ、 ウイルスに接触しないことが大切です。
また、インフルエンザウイルスは湿度に非常に弱いので、室内を加湿器などを使って適度な湿度に保つことは有効な予防方法です。
インフルエンザの予防
1 栄養と休養を十分取ること。 体力をつけ抵抗力を高めることで感染しにくくなります。
2 人ごみを避ける。病原体であるウイルスを寄せ付けないようにしましょう。
3 適度な温度と湿度を保つこと。ウイルスは低温低湿を好み、乾燥しているとウイルスが長時間空気中に漂っています。加湿器などで適度な湿度を保ちましょう。
4 外出後の手洗いとうがい。手洗いは、接触による感染を、うがいは、のどの乾燥を防ぎます。
5 マスクを着用すること。
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