スギ花粉症の方に朗報です。
スギを抗原としたスギのエキスを、舌の裏に適下しそのまま内服する事で体に免疫がつく、アレルギー性鼻炎の根本的治療です。
今までの治療は、スギ花粉が飛散してくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状がでて、花粉症のくすりを内服して症状を緩和する対症療法が一般的でしたが、この舌下免疫療法は、数年後には、スギ花粉に暴露されても、症状がでなくなる可能性がある根本的治療です。
シダトレンスギ花粉舌下液(シダトレン)は、本邦初のスギ花粉症に対する舌下投与による減感作療法薬です。
アレルゲン免疫療法とは、原因アレルゲンを投与していく事により、アレルゲンに暴露された場合に引き起こされる関連症状を緩和する根本的治療法です。 本治療は、対症療法とは異なり、アレルギー疾患の自然経過を改善させる事が可能な方法で、本邦では、アレルギー性鼻炎や気管支喘息等、のアレルギー疾患の治療を目的に皮下投与によるアレルゲン免疫療法が承認されています。
スギ花粉舌下液(シダトレン)の特徴
本邦初のスギ花粉症に対する舌下投与によるアレルゲン免疫療法です。
1日1回、舌下に滴下し、2分間保持した後、飲み込む舌下液です。
72~83週間服用する事により、スギ花粉症の症状くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の症状を低下させる事が認められました。
スギ舌下免疫療法希望の患者さんは、診療終了時間の1時間前までに受診して頂き
受け付けにて舌下免疫療法希望と申しでてください。
最初の1回目のみ院内での舌下投与になり時間がかかるため、時間に余裕を持って受診してください。