大阪府堺市西区津久野町1-8-18  耳鼻咽喉科

医療法人 文明会 

おくだ耳鼻咽喉科

大阪府堺市西区津久野町にあるおくだ耳鼻咽喉科です。 土曜日午後診療・日曜日診療・休日診療の耳鼻科。堺市西区津久野駅徒歩5分。 鳳駅・上野芝駅からもご来院できます。 レーザー治療・舌下免疫療法・減感作療法・突発性難聴・めまい・メニエール病・いびき・無呼吸症候群にも対応いたします。 

お子様からお年寄りまで地域の皆様に信頼される医療を提供することを目標としております。 安心してお気軽にご相談、ご来院ください。
地域に密着した心のこもった医療サービスを目指して〒593-8322 大阪府堺市西区津久野町1-8-18
TEL:072-260-3387 FAX:072-260-3386
 


おくだ耳鼻咽喉科では、以下のような各種予防接種を行っております。

三種混合ワクチン(DTP)、二種混合ワクチン(DT)、日本脳炎ワクチン、MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)、インフルエンザワクチン、 Hibワクチン(アクトヒブ)、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、子宮頸がんワクチン(サーバリックス)(ガーダジル)、おたふくかぜワクチン(ムンプスウイルス)、水痘ワクチン(みずぼうそう)、麻疹ワクチン(単独)、風疹ワクチン(単独)など接種いたします。


各種予防接種については、何から接種したらよいのかまた副反応の問題など、いろんな不明な点や疑問な点がたくさんあり、困惑されている保護者の方も多いかと思われます。

おくだ耳鼻咽喉科では、そのワクチンの接種する順序や不明な点があれば希望により分かりやすく説明いたします。

そのお子様を良く知っているかかりつけの耳鼻咽喉科の主治医や小児科の先生が、そのお子様の体調や都合に合わせて個々に予防接種を行ったほうがより安全安心なことは言うまでもありません。

       三種混合ワクチン(DTP)

 
DPT、すなわち百日咳、ジフテリア、破傷風の混合ワクチンです。
接種時期は、生後3ヶ月から90ヶ月(7歳6ヶ月未満)までです。
第1期初回接種(3回受ける)は、生後 3~12ヶ月に完了するのが望ましい。
その後、1年から1年半の間に1期追加接種(1回)をうけます。
第2期接種は、DTとして11~12歳(小学校6年)で1回接種します。
百日咳、破傷風は母親(おかあさん)から免疫をもらわないため、赤ちゃん(新生児、幼児)のかかる疾患です。
このため、接種時期は、生後3ヶ月を過ぎたらできるだけく早く予防接種を受けるのが理想です。
副反応は、局所反応、(注射部位の発赤、腫脹)が最も多いようです。(生後1歳以下で、年齢が小さいほど局所反応は少ないと言われています。)
その他、発熱など、いずれも自然治癒します。


二種混合ワクチン(DT)


ジフテリア、破傷風の混合ワクチンです。
DT2期は、11歳~13歳(小学校6年生)で1回接種。
副反応は、DPTとほぼ同じです。

日本脳炎ワクチン


第1期 初回接種は、生後6~90ヶ月(理想は3歳)で、1~4週間隔で2回接種します。
第1期  追加接種は、初回終了後、おおむね1年後に接種します。(理想は4歳で済ませる)
第2期は、9歳から13歳未満(標準として小学校4年生)の接種になります。

副反応は、少なく、発熱は接種後2日以内に1%以下にみられます。
注射局所の発赤、腫脹、及び痛みがみられることもありますが、心配ありません。

MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)


 MRワクチン、すなわち麻疹風疹混合ワクチンです。  

1回の接種で麻疹・風疹混合ワクチンを同時に接種することができます。平成18年4月より予防接種法により導入され2回接種法です。麻疹は赤ちゃんが罹患すると約1週間ぐらい高熱が続いて重症化することもあります。風疹は子供では比較的軽い病気ですが、年齢が高くなる程症状が重くなり、また妊婦さんがかかると赤ちゃんに奇形など大きな影響を及ぼすことがあります。1歳を過ぎたらなるべく早く接種して下さい。
接種時期は
第1期:生後12ヶ月から24ヶ月に至るまでの乳児(理想は生後12~15月)
第2期:5歳以上7歳未満の児で、小学校就学前の年長児
第3期:中学1年生年齢(13歳となる日の属する年度にあるものがその期間中に接種)
第4期:高校3年生年齢(18歳となる日の属する年度にあるものがその期間中に接種)


インフルエンザワクチン


インフルエンザHAワクチンは、A型株及びB型株および新型インフルエンザ株をそれぞれ個別に発育鶏卵内で培養し、増殖したウィルスを含む尿膜腔液を取り、精製濃縮したものから作られます。 従って、ワクチン株としてはA型2株、A(H1NI)、 A ( H3N2)、 及び B型および新型インフルエンザが含有されています。

A型は抗原変異を起こしやすいので毎年流行株により類似したウィルスを選ぶことが重要です。毎年5~6月頃に次のシーズンのウィルス株が決定されます。
インフルエンザワクチンの感染予防効果は、約80%で就学前の小児では、20~30%程度と言われています。
したがって、ワクチン接種を受けた人であってもインフルエンザに羅患することがあります。 
重症化(脳炎、脳症など)は、ある程度防げる可能性はありますが、感染そのものを防ぐことは難しいと言われています。

インフルエンザワクチンの予防接種の効果は、1回目接種後、1~2週後に抗体が上昇し始め、2回目の接種後、約1ヶ月くらいでピークに達し、半年過ぎから抗体が徐々に低下傾向を示します。このため、ワクチンの予防効果が期待できるのは、接種後2週から6ヶ月程度とされています。
このため毎年接種することが必要です。

基本的な接種方法としては成人、3歳以上のお子様は、およそ2~4週間の間隔で0.5mlずつ2回接種します。3歳未満のお子様では、0.25mlを2回接種します。 
 
副反応は、一般的に局所反応としての発赤、腫脹、硬結、疼痛などが認められていますが、特に注意する点としては、インフルエンザワクチンには、極微量ですが、卵成分を含むため、卵アレルギーがある方は、基本的には接種できませんのでご注意ください。 


Hibワクチン(アクトヒブ)


髄膜炎とは脳や脊髄を包んでいる髄膜に細菌やウイルスが感染して起こる疾患 で、発症すると治療を受けても約5%(日本で年間約30人)の乳幼児が死亡し、約25%(日本で年間約150人)に知能障害などの発育障害や聴力障害などの後遺症が残る。近年、治療に必要な抗生物質が効かない耐性菌も増加しており、発症後の治療は困難な状態です。

細菌性髄膜炎による日本の患者数は年間で少なくとも600人、5歳になるまでに2000人に1人の乳幼児がHib髄膜炎にかかっています。細菌性髄膜炎を引き起こす細菌はいくつかあるが、原因の半分以上がHibです。

発症年齢は1~2歳児が最も多く4歳までの子どもが大部分をしめています。

このインフルエンザ菌b型による髄膜炎や喉頭蓋炎を予防するのがHibワクチンです。

このHibワクチンの予防効果は絶大でHibワクチンを導入した国ではHib髄膜炎はほぼ0にまでなくなっています。

副反応はほとんどなく、安全性は高く、有効率はほぼ100%といわれています。

接種の方法は、生後2カ月齢以上5歳未満の接種となりますが、生後2カ月齢以上7ヶ月齢未満で接種することが理想的です。接種回数は1期3回、1年後に追加1回の計4回接種です。

また、生後7カ月齢以上12カ月齢未満の場合は、初回免疫は2回で4~8週の間隔で、追加免疫は初回免疫後おおむね1年の間隔をおいて1回です。

1歳以上5歳未満の場合は通常1回のみの接種になります。


肺炎球菌ワクチン(プレベナー)


肺炎球菌は文字どおり、肺炎の原因になる細菌です。でもそれだけではありません。ほかにも、細菌性髄膜炎、菌血症、中耳炎といった病気を引き起こします。

肺炎球菌というのはじつはそこら中にいる菌で、子どもの多くが鼻の奥や気道に保菌しています。保菌しているだけでは問題ありませんが、残念ながら小さな子どもは肺炎球菌に対する抵抗力をもっていませんので、比較的簡単に肺炎球菌に感染してしまいます。

カゼをひくと中耳炎になることがありませんか? これはカゼによって粘膜の抵抗力が落ちると、耳で感染症をおこすためです。

このように、肺炎球菌は、耳で感染症をおこすと「中耳炎」に、肺に入りこんで「肺炎」に、血の中に入りこんで「菌血症」に、脳や脊髄を覆っている髄膜の中に入りこんで「細菌性髄膜炎」を発症します。

細菌性髄膜炎の起炎菌としては、インフルエンザ菌b型が約60%、肺炎球菌が約30%です。

細菌性髄膜炎では肺炎球菌性髄膜炎がHib髄膜炎より死亡率が約2倍くらい高くなっています。

また、小児菌血症(血液内で細菌が増殖する)の起炎菌は肺炎球菌が約70%と最も多く、Hibも約15%を占めています。

細菌性肺炎や頻度の高いものとして中耳炎の起炎菌としても、肺炎球菌は最上位に位置しています。

この重篤な肺炎球菌感染症を予防するのが肺炎球菌ワクチン(プレベナー)です。

○標準スケジュール
  初回免疫:生後2ヵ月から生後6ヵ月齢にて27日間以上の間隔で3回接種
  追加免疫:3回目接種から60日間以上の間隔をおいて12~15ヵ月で1回接種
  生後2ヵ月から接種可能です。

○生後7ヵ月齢~1歳未満
  初回免疫:27日間以上の間隔をあけて2回接種
  追加免疫:2回目接種から60日間以上の間隔をあけ、1歳以上になってから1回接種

○生後1歳以上~2歳未満
  2回接種:60日間以上の間隔をあけて2回接種

○2歳以上~9歳以下
  1回接種のみ


子宮頸がんワクチン(サーバリックス)、(ガーダシル)


子宮頸がん(しきゅうけいがん)はその他のがんと異なり、原因が解明されています。子宮頸がんの原因は、ほぼ100%がヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染であることが明らかになっています。子宮頸がんの原因である発がん性HPVは、皮膚と皮膚(粘膜)の接触によって感染するウイルスで、多くの場合、性交渉によって感染すると考えられています。HPVは、すべての女性の約80%が一生に一度は感染していると報告があるほどとてもありふれたウイルス。そのため、性行動のあるすべての女性が子宮頸がんになる可能性を持っています。

このHPVウイルス16型、18型の感染を予防するために開発されたのがHPVワクチン(サーバリックス)です。

副反応は注射局所の疼痛、発赤、腫脹程度で安全なワクチンです。

サーバリックスの接種によってHPV16型もしくは18型が関与する前がん病変は92%~100%予防できます。子宮がん検診を組み合わせることにより、ほぼ100%ちかく子宮頸がんの予防が可能になります。


対象年齢
 10歳以上の女児(~45歳までは接種可能)で、最も推奨されるのが11~14歳の女児です。

接種方法
 1回0.5mlを3回接種します(上腕部に筋肉内注射)。接種間隔は、初回接種から1ヵ月後に2回目接種、初回接種から6ヵ月後に3回目接種をします。

平成23年9月15日から、「サーバリックス」に加え「ガーダシル」が子宮頸がん予防ワクチンとして助成対象となりました。このことにより、接種される際に、いずれかのワクチンを選択いただくこととなります。初回(1回目)に選択したワクチンは、2回目、3回目の接種途中で変更することはできませんのでご注意ください。

「ガーダシル」を接種する場合
 
初回、2回目(初回から2カ月後)、3回目(初回から6カ月後)の計3回の接種を腕又は足の筋肉に注射します。

子宮頸がんの予防効果は、「サーバリックス」、「ガーダシル」ともに同じです。いずれのワクチンも、3回接種しないと十分な効果が得られません。 また、最初に選択し接種したワクチンは途中で変更することはできません。


おたふくかぜワクチン(ムンプスウイルス)


男の子が思春期におたふくかぜにかかると睾丸炎を併発して、将来に影響を及ぼすことがあり、また、無菌性髄膜炎を起こすこともあり、非常にまれではありますが、難聴になることもあります。

1歳を過ぎれば予防接種を受けておきましょう。

一度接種をすれば、ほとんど終生免疫ができます。

副反応としては、接種2~3週間後に一過性の耳下腺膨張や発熱が、接種2~4週間後に無菌性髄膜炎が認められることがあります。


水痘ワクチン(みずぼうそう)


水痘は子供がかかると軽くすむことも多いですが、中には重症化することもあり、治癒するまでに1週間以上かかります。

跡が残ることもあり、できれば予防接種(1歳過ぎより可)を受けたほうが良いでしょう。

しかし、水痘ワクチンは他のはしか、おたふく、風疹ワクチンとは違って予防接種をしていても
12~15%の子が水痘にかかります。

はしか、おたふく、風疹ワクチンは接種していれば、90%以上の人は、かかりません。
しかし、かかっても非常に軽くすみますので、接種をする意味があります。

副反応は、健康小児、成人では、ほとんどみられません。

麻疹ワクチン


麻疹単独ワクチンです。

接種時期はMRワクチンと同じですが、主に風疹にすでに罹患したか、風疹単独ワクチンをすでに接種している児が対象になります。

副反応は、他のワクチンに比較して発熱率が比較的高く、接種後5~14日後に、発熱、約5%に麻疹様の発疹がみられることがあります。 


風疹ワクチン


 風疹単独ワクチンです。接種時期はMRワクチンと同じですが、主にすでに麻疹に罹患したか麻疹単独ワクチンを接種している児が対象になります。

副反応としては小児の接種ではまれに発疹、発熱、リンパ節の腫脹が見られることがあります。
成人女性に接種した場合、小児に比して関節痛を訴える頻度が高いといわれています。

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