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鼻出血 |
鼻出血の大部分は、鼻の入り口から1㎝程度奥に入った部分、鼻中隔前方のキーセルバッハという部位からの出血です。
もともとこの場所は、血管が多く出血し易い場所なのですが、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、自分で鼻をさわって傷つけることが原因で、鼻出血を生じ易くなっています。
いったん傷ができると、わずかな刺激でも傷が開いて再出血するため、傷が治るまでの間、数週間は鼻出血を繰り返すことが多く、そのことで心配して耳鼻咽喉科を受診する方が多いようです。
一度の出血が、数分で止血するようであれば、まず問題ないと考えて良いのですが、お子さまでは、稀ではあるものの血液凝固異常を伴っていたりすることもあり、長く繰り返すようであれば耳鼻咽喉科での検査が望ましいと考えます。
また、大人の人では高血圧や動脈硬化や肝炎、飲酒などが鼻出血を生じる原因となっていることもありますが、上顎癌や上咽頭癌等の悪性腫瘍が隠れている可能性もありますので、やはり鼻出血を繰り返すようであれば、一度耳鼻咽喉科で検査を受けられることをお勧め致します。
鼻出血の止血方法
鼻出血で大切な事は周囲の方があわてない事です。横になって寝かせ、軽く鼻をつまみます。最低5~10分程度は、はなをつまんで押さえてください。のどにまわった血液は飲み込まず、口のなかで貯めておいて、その後吐き出してください。また、はなをすすたりすると再出血しますので辞めてください。その後耳鼻咽喉科を受診するようにしてください。
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