味覚障害
近年、味覚障害の患者数は増加傾向を示しています。
その要因は高齢者人口の増加や、若い女性の偏食やダイエットです。原因で一番多いのがマスコミなどで言われているように、
亜鉛欠乏です。
この亜鉛が欠乏すると味を感じる味細胞、感覚細胞が活性化せず味覚が鈍ったり、味が全くなくなったりします。
その他に、
薬剤性や腎障害、肝障害、糖尿病、特発性などいろいろな原因があります。
腎障害性は腎機能障害で尿中への亜鉛排泄量が増加するため、また肝障害性、肝炎では、血清の亜鉛値の低下がみられます。これは、消化管での亜鉛吸収の低下や、アルブミンの減少など様々な要因が関与していると推測されています。
糖尿病性は合併症の神経症が考えられています。
「味などすぐ治ると考えがちですが」おかしいと思ったらすぐに専門の耳鼻咽喉科に受診してください。