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睡眠時無呼吸症候群 |
睡眠時無呼吸症候群 ・Sleep Apnea Syndrome
睡眠中に大きないびきをかく、寝汗がある 、朝なかなか起きられない、目覚めがすっきりしない、 起床時に、頭重感や口内の乾燥感がある、 昼間に、眠気や集中力の低下、体のだるさを感じている、 肥満傾向がある、 このような症状に少しでも当てはまる方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
夜間に十分睡眠をとっているつもりでも、気道が細くなり十分に空気(酸素)を取り込むことができず、日中の生活で様々な影響を及ぼすことになります。症状が重症になれば、心臓に負担をかけて、不整脈や高血圧、心不全、さらには心筋梗塞、脳梗塞の原因になったり、それらの」症状を増悪させる危険があります。
また、突然死に至る事もありますので注意が必要です。また、お子さんの場合には、難治性の滲出性中耳炎の原因になったり、睡眠時無呼吸が夜尿の原因となったり、体の成長障害や胸郭の変形をきたすこともあると言われています。
睡眠時無呼吸の原因は、お子さんではアデノイド増殖症と口蓋扁桃肥大がほとんどですが、大人の方では肥満の影響が大きく、その他に副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、軟口蓋の形態異常、舌根部分の落ち込み、胸部周囲や気道周囲の脂肪の付着などが関係している可能性があります。
睡眠時無呼吸が疑われる方は、鼻・咽頭・喉頭・舌に原因となる疾患や病態がないかをファイバー等で確認し、その上で、夜間の呼吸状態の検査により無呼吸の有無および重症度を把握し、それぞれの病態および重症度に応じた治療を行うことになります。
治療方法としては、肥満傾向がある方では、まず第一に減量、ダイエットを考えることになります。同時に副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎を合併する方では、内服薬・点鼻薬等の保存的治療、鼻粘膜レーザー焼灼や副鼻腔内視鏡手術等の手術的治療を行います。
また、扁桃肥大や軟口蓋の形態異常に対しては軟口蓋形成術等の手術的治療が、睡眠中の舌根の落ち込みが疑われる方では下あごを挙上させるマウスピースの装着も考えられます。さらに、重症の睡眠時無呼吸症候群の方では就寝時に鼻にマスクをあてて呼吸を助ける方法(Nasal CPAP)を行うことが考えられます。
おくだ耳鼻咽喉科では、ご自宅で睡眠時無呼吸の検査ができます
いびき症状が強く、睡眠時無呼吸が疑われる方は、ご自宅で無呼吸の検査を行うことが出来ます。担当の者がご自宅に伺い2,3時間横になってもらい検査を行います。数日中に、いびきや無呼吸の有無・重症度等の検査結果が判明します。疑わしい症状を自覚されている方は、当クリニックにご相談下さい。
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